アプリの余白を設計する。〈Super Lucky Boy〉代表・貫井伸隆の制作室を訪ねる
様々なアーティストの起源をサンプリングして分解し、シナジー効果による新たなクリエイティブの再構築を目的として活動する「SAMPLING MAG」。第1回はデザイナーとして活躍している貫井伸隆氏に話を伺った。

浅草橋から徒歩10分弱。大通りをそれた建物の1Fに〈Super Lucky Boy〉の事務所がある。事務所に入ると、所狭しと趣味のバイクが鎮座しており、机には参考書籍やガジェットが積み上げられている。書籍のジャンルは様々だが、タイポグラフィに関するものや、分厚いリファレンスブックが目立つ。

デザイナー貫井伸隆の成り立ち
パソコン(MS-DOS)と出会い、プログラミングや絵を描くことに熱中していた少年時代。中学の頃に、近所の人がMacを持っており、それをさわらせてもらったことがきっかけでMacにのめり込んでいく。
大人になり、海外を数カ国旅した後に、印刷会社のWEB部署で働き始める。そこではWebサイトのコーディングから、グラフィックやパッケージのデザイン等も幅広く行なっていた。そういった経験が今の自分を作ったと貫井氏は言う。
印刷会社で働き始めてから数年後、業務内容に充実を感じていたものの、デザイン業務に専念することを決意。その後、UIデザイン創世記にグッドパッチのCCOとしての経験を経て、〈THE GUILD〉への参入、そして〈Super Lucky Boy〉の立ち上げに至る。

作ってきたもの
Apple製OSに適したアプリケーションデザインが得意な貫井氏。現在は主に受託開発の仕事がメインで専門学校での講師なども務める。2014年にグッドデザイン賞受賞。また、自主アプリケーション《ICリーダ》も絶賛配信中。


今後の展望
「自分が作ったソフトが世の中に広がって、沢山のユーザーに驚きの体験を提供することが目標」と貫井氏は語る。
現在も数多くのプロジェクトにデザイナーとして参入している。今もなお進化し続ける貫井氏の今後の活躍にも注目していきたい。

愛用しているもの・こと



PROFILE
貫井 伸隆
デザイナー/〈Super Lucky Boy〉代表・〈THE GUILD〉メンバー
株式会社デジタルステージ、株式会社グッドパッチ(CCO)を経て独立。「グノシー」「マネーフォワード」など数多くのUIを手掛け、デジタルプロダクト制作ユニット〈Super Lucky Boy〉を主宰。